「3D映画を観るのだったらIMAXが良い」という話をしばしば聞きます。
実際私も、IMAXはシルバースクリーンの質が良いと思われ、TCXなど他の規格と比較してクロストークが少ないと感じていたので、それは間違い無いと思っていました。

ところが先日、109シネマズグランベリーモールのIMAXにてHFR3Dで「ホビット 決戦のゆくえ」を観たところ、同期ズレをしていたんです。
その時には私も初見でしたから、元々の映像が同期ズレしている可能性を否定できなかったので、その可能性と共にズレていた事をスタッフの方に伝え、後日検証結果をご連絡をいただける事になりました。 
前回: デジタル上映の上映エラーについて【追記】 

私は私で結果を待たず、109シネマズ川崎のIMAXにてHFR3Dの「ホビット 決戦のゆくえ」を鑑賞しました。
すると、同期ズレはありませんでした。
 
そしてその後ご連絡いただいたのですが、IMAX社の技術の者の方と検証した結果、システムに異常は無く、クオリティの範囲内との事でした。

なお、IMAXに関しては劇場設計や調整はIMAX社で行っているそうです。
109シネマズグランベリーモールの方は今でも引き続き検証をして下さっています。

まぁ同期ズレがあったのを証明する事なんて出来るわけ無いんですが、少なくとも私が観た回ではズレてたんですよね。
見比べてみて、動きの激しいシーンの立体感の視認性が全然違いました。
それがクオリティの範囲内で、システムの調整は全てIMAX社という事は、IMAXのHFR3Dはどこの劇場でも同期ズレが起こり得るという事になってしまいますね。 


今でも一生懸命検証して下さっているのにこういう事を書くのもアレなんですが、同期ズレのリスクを減らしたければHFR3DはIMAXで観るのは避けた方が良いのかも知れません。

そもそもIMAXは主流の3D上映方式では唯一左右のプロジェクターが別な訳ですから、他の方式よりも同期ズレや縦ズレのリスクは高いのかも知れませんね。
実は元々微妙にズレていたのがHFRでバレてしまったとか、もしかしたらあるかも知れません。
進展があったらまた書きます。 

ちなみに、この記事で言っているIMAXは全てIMAX DIGITALの事です。 
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