モンスターハンター観てきました!
書かなきゃいけない気がしました

まず内容の話から。
まぁ予想通りですけれど、「モンスターハンターの映画」というより「ポール・アンダーソン監督の新作」と思って観た方が無難だろうなと思いました
いつものポール・アンダーソンという感じで安心はしたんですけれど、ちょっといつも以上に内容が薄いかなと思いました。

そもそもミラ・ジョヴォヴィッチ主演でポール・アンダーソン監督という時点でいつもの感じですし、モンスターハンターなんてモンスターをハントするだけのゲームですからね…。
ゲームでは未知の大型モンスター登場みたいなのがストーリー性だったりすると思うんですけれど、映画で知らないモンスターとか出たらそれこそ何の映画だかわからなくなりますしね。

だからだと思いますけれど、オリジナル設定でストーリー性を持たせているんですが、それがそんなに効果的では無い印象。というか良くある感じ。
そしてその割に長かったなというのが正直な感想です。

ポール・アンダーソン監督のカッコイイ演出を楽しみたい人以外にはあまりオススメ出来ないかなというところです。


さて、3Dについて!ややネタバレ含みます!

ステレオDによる2D-3D変換なんですけれど、気のせいかも知れないんですけれど、いくつか3D撮影のカットがあったような気が?

全体的には特別良くも特別悪くも無い変換かなと思います。
手を抜くところは手を抜いていましたが、やるべきところはちゃんとやっていたと思うので、そんなに悪い印象は無いです。

ただ、終盤のリオレウスの顔のアップが、カットによって造形にムラがある上に全体的にイマイチで勿体無かったなと思いました。
そもそも、飛び出さそうとしているんですが、上下が結構画面端に被っているせいで効果がイマイチ。
それはそれで仕方ないので、だったらウソでももっと顔をシュっと尖らせた方が良かったんじゃないかなと思いました。
顔アップは似たような構図が多かった割には出来も立体感もバラバラだったような印象でした。


という感じで、総合的にちょっとオススメとは言い難いかなぁというところ
90年代の映画っぽいノリというかセンスが愉快だったりはしたんですけれども。

あと映画のメインテーマが絶妙にダサいのが面白かったです(笑)
元々モンハンのBGMってオーケストラ系で映画音楽に近い感じなのに、ハリウッドで映画化されたと思ったら音楽までポール・アンダーソン・ワールドに取り込まれてしまった感じ!

なんでしょうね…。
カプコンはむしろレジェンド・オブ・チュンリーで大コケしたストリートファイターをポール・アンダーソン監督にやってもらった方が相性良さそうな気がしました。
ジョヴォヴィッチ主演でヴァイパー役で丁度良いのでは。