ジョン・カーターの3Dレビューです。

ちなみに内容は、私は結構楽しめました。



3D予告編
http://www.youtube.com/watch?v=YNHZJiwdteQ

この映画は、Cinesite社とStereo D社による2D-3D変換です。
87分以上がCinesite社によるもので、Stereo D社が28分のようです。
映画館の上映時間を見ると145分で、上記変換時間の合計が115分。
あれ?なんか足りない…(^^;
予告編とエンドロールで30分?
それとも少し3D撮影をしているのか…

変換は、一部怪しいカットもありましたが、かなり良く出来ていたと思います。
近距離の人物もしっかり立体感があり、広大なシーンはたっぷりの視差を使って広さを表現していました。

気になった点としては、変換のせいではありませんが、動きが激しい戦闘シーンでカメラも揺れまくりだと、ちょっと見辛かったです。
それから、3Dを効果的に使った演出は色んなところにありましたが、戦闘シーンでももっと3D的な演出をして欲しかったなと思いました。
というか、奥がドーンというシーンや造型の見せ方は良かったんですが、飛び出しがドーンという演出があまり無かったのかなと思います。
悪くは無かったんですが、戦闘シーンで3D的に「おおー!」ってなる画が見たかった。

あと細かいですが、全体的に顔の造型は良かったと思うのですが、胴体の厚みが足りなく感じるカットが時々ありました。
あと3D関係無いですが、人物が奥と手前で会話をしているシーンで、奥の人物と手前の人物でフォーカスが違って見えるシーンがありました。
別々に撮ったのバレバレじゃない!?


昔のSF小説が原作だそうで、色んなSF要素が詰め込まれたような内容なので今となっては既視感がありましたが、なかなか面白かったです。
観る前の期待値が低かったからかも知れませんが(爆)
3Dも良い出来だとは思うので、期待し過ぎずに観に行くのであれば良いと思います。