先日観てきました、カリフォルニア・ダウン
なんも考えずに観れるパニックアクションムービーを期待してたんですが、ちょっと違いました。



まず3Dについて。 
恐らく全編ステレオDによる2D-3D変換ですね。
ステレオDにしては珍しく、カットによって3D空間の作りにバラ付きがあったように思いますが、良く出来ていたとは思います。
なんか、背景までそれなりに作っているシーンから、重要な要素以外ほとんど何もやってないようなシーンまで様々、という感じがしました。

演出についてですが、これは3Dに限った話では無いのですが、中盤で結構迫力のあるシーンはあったものの、全体的に演出自体がイマイチだなぁという印象でした。 
なんでしょう、VFXはすごいんですが、アングルだとかタイミングだとかの問題でしょうか。
見せ方が下手というか。
まぁ一言で言ってしまえばカメラワークが迫力が無い、という事でしょうか。


内容について。
これも個人的にはなんだかなぁと思いました。
ドウェイン・ジョンソン主演ですし、ストーリーなんてあって無いようなただド派手なパニックアクションムービーを期待していたんですが、ちょっと違いました。
日本を初めとした震災や津波の被災国に変に気を使ったのか、災害や被災の描写が妙にリアルだったりするんですよね。
そのせいで妙に重いというか、逆にちょっと心に刺さる感じになっちゃってる気がして、余計な事しなければ良いのになぁと思いました。
まぁこの辺の感じ方は個人差があるだろうと思いますけれども。

あと、せっかくのドウェイン・ジョンソンを活かしていなかったように思いますし、嫌な奴キャラの扱いも何だか微妙でした(^^;
それから細かいとこですが、津波って言ってるけどなんか津波じゃ無さそうだし、レスキュー隊員の癖に気道確保もしないで人工呼吸始めるしどうなの?とか思いました。


という感じで、内容が無いのはまぁ当然として、私はなんか期待してたのと違ったなという感じでした。
なんだろう、すごく極端に言うとパニックアクションムービーだと思ってたら災害対策啓発ムービーでした、みたいな。 
3Dオススメ度は、オススメ度6ってとこですかねぇ。