毎度おなじみ、初見3Dレビューです。
今回はスターウォーズエピソード1。
良いか悪いかで言ったら、ダメですね!(爆)

そう、良い悪いという問題では無い感じなんですよ。
何て言うか、え!?これ制作途中じゃないの?という感じ。 
低予算感が全体から滲み出ていました。 

このエピソード1、2D-3D変換を担当したのはプライムフォーカス社です。
インモータルズと同じです。 
あれはかなり良く出来た変換でした。 

このエピソード1の3Dは、インモータルズの足元にも及びません。
何が違うのかと言えば、きっと予算なのでしょう。 
人物のバストアップ等、カメラが近い位置にあるカットは全体的にそれなりに出来ていたと思うのですが、遠景のシーンなどはほとんどがペラペラでした。
できるできないの問題ではなく、やっていないという感じ。
また、遠景のシーンや宇宙のシーンは奥行きが薄く、それでいて宇宙船とかにはそれなりの立体感がついているので、距離感がメチャクチャ。 
遠景でなくとも、背景や人物同士の距離感がおかしいシーンは結構あったと思います。 


さて、パンフレットを見ると、視覚効果スーパーバイザーのジョン・ノール氏のインタビューが載っています。
「(3D映画について)チケット代に見合わない映画に対しては、声をあげて批判していました。3Dは特別な体験として提供されているものですから、入場料金の上乗せを要求するのであれば、それだけのものを提供しなければなりません。しかし、一部の2D/3D変換は十分に行われておらず、特別な体験でもありません。(以下略)」
この映画、まさにそれだよ!!(笑) 

スターウォーズの3D化は、当初イン・スリー社が担当する予定だったというウワサを聞いた事があります。
ひょっとすると、そのような紆余曲折もこの“低予算感”に影響しているのかも知れませんが、スターウォーズというビッグタイトルの3Dがこのような事になってしまい、残念に思います。

ちなみに、ダメとは言っても、SSSやスパイキッズ4Dよりはマシだと思います。