現在ニンテンドー3DSのニンテンドービデオにて配信されている、プロダクションIG制作の3DCGによるステレオ3Dアニメ、「新・光神話パルテナの鏡 空飛ぶ木馬」の3Dについて思う事。

って長いな!(爆) 
 
まず「その1」を観て持った感想は、思ってたよりも良いな、でした。
プロダクションIGのステレオ3D作品はS.A.C.SSS 3Dしか観た事がありませんでしたが、あれは3DCGではありませんでしたし、そもそも3D化を担当したのはイマジカでした。
とはいえ、その作品があまりにもアレだったので、正直、IGのステレオ3D事態に懐疑的になっていました。 

ですが、この「空飛ぶ木馬」は十分な立体感でステレオレンダリング(3DCGにおける3D撮影)されており、かなり良く出来ているなと思いました。
少なくとも「その1」を観た時には。 
しかし「その1」でも、冒頭の空が近過ぎると思ったのと、爆風が完全に平面でした。
爆風は、人に言われるまで気付かなかったんですけどね(爆)

ちなみに、妙にポリゴン数が少ないのは、ステレオ3Dには関係無いのでスルーします。

「その2」からは、ダメな所が目立ってきました。
序盤、木馬の左側が背景に埋まります。
また、左右の映像で動きがズレだり、左右でブラーエフェクトの掛かり方が違う箇所があります。
あと、岩の向こうを飛んでいるはずの光球が、立体的には岩より手前だったり…
良く見ると結構メチャクチャです。

「その3」は、冒頭岩を打ち落としますが、一瞬だからわかりませんけれど、弓が岩に当たっていないような気がします。
それから、岩の爆風はやっぱり平面(笑)
それ以外も爆風は全て平面なので、木馬が倒れるシーンでは、爆風が木馬にかなり激しく埋まります
ここは結構気持ちが悪い。


さて、このプロダクションIGの「空飛ぶ木馬」ですが…
パッと見は良く出来ていると思うんです。
木馬内部やキャラクターの立体感は良いと思います。
ですが、空が近かったり位置がおかしかったり埋まっていたりと、細かい部分への気配りが甘いのかなという印象です。 
良く出来ているところは良く出来ているだけに、残念!