観てきました、GODZILLA
日本人にはちょっとキツい内容だったと思います。

 

まず内容について。
正直ゴジラはちゃんと観たと言えるのは数えるほどなんですが、たぶんゴジラっぽいんだろうなと思いました。
登場までの展開とか、音楽の雰囲気とか演出とか。

ただ、なんでしょう…
まず前フリが長くて、特に意外性とかも無いんですよね。
あと、人間ドラマが中心のようでいて、内容が浅い感じ。
それでいて、パニック映画としても中途半端なような。

それから、かなり直接的に地震・津波・原発事故を描いているので、観ていて辛かったです。
ちょっとこの内容の映画を日本で公開するのはまだ早かったんじゃないかなと思ってしまいました。
ポンペイなんかはそんなに重く描かれていなかったからあまり感じなかったんですけどね。


3Dについて。
この映画はステレオDによる2D-3D変換で、タイタニックやジュラシックパークでお馴染みの青木洋一郎さんが担当されています。
3Dは安定のステレオDだなという感じでした。
日常シーンも十分な視差で表現されていて、全体的に3D空間の作りが良かったです。
それから、奥に怪獣がいるシーンでの巨大感と立体感のバランスもお見事。
その点はパシフィック・リムよりも良かったような気がします。
ただ、人のアップのシーンでもう少し厚みが欲しかったなと思ったところがありました。 


そんな感じでした。
正直、怪獣映画としてはパシフィック・リムほどじゃないし、パニック映画としてはクローバー・フィールドほどじゃないという印象。
海外では早くも続編が決定するほどの大ヒットですが、何がそんなにウケているのかなぁ。
個人的には何とも言い難い感じの映画でした。 

あと、主人公の奥さんの吹き替えが、酷いという程では無かったかも知れませんが、ビミョーでした。