先日、お台場 VenusFort に出来た「4D王」に行ってきました。
https://www.pbsystems.co.jp/emosys.html 

どういうものかというと、360度のステレオ3Dが見れる円筒形ミニシアターです。
コンテンツは10タイトルくらいあり、それぞれ10分前後で1作品600円です。
全て3DCG作品です。
https://www.pbsystems.co.jp/emosys_contents.html

emosys_venusfort

空いていれば、待ち時間無しで好きなタイトルを上映してもらえます。


私は6タイトルほど観てきました。
どのタイトルも共通してなんですが、システム上仕方無いのでしょうが、部分的にズレはあります。
おそらく、自分が座る位置にもよるのだろうと思います。
歪曲したスクリーンにステレオ3Dを投影しているのですから、無理も無いでしょう。
2台構成の3Dプロジェクターが6セットもありました(^^;

立体感は、タイトルによります。
割とおとなしめのものもあれば、かなり攻めてるものもあり。
また、良く出来ているところもあれば、破綻しているところもあり。

私が観た中で最もオススメなのは、なんか忍者のやつです(爆)
3D演出がいかにもという感じで、飛び出し量もかなり強く、攻めてるなぁと思いました。
久し振りに目頭というか前頭葉の辺りがムズムズするほどの強視差でした。
尺が短いですし、たまにはこういうのも良いと思います。
アトラクション的な感じで楽しかったです。
立体的に変なところはほとんど無かった気がします。

あと、「ギャラクシーツアーズ」もなかなか良かったです。

他には、「マルスの赤いスカーフ」とか「聖マルチーズ女学園 臨時体育教師 ジョン」とか「リッキーと黒き炎」とか、良い所もあり変なところもありという感じです。
マルスは、360度の使い方が上手いなと思いました。
リッキーは、サラウンドがズレてしまっていたのが残念。

それから、なんかホラーのやつは、雰囲気や演出はまぁ良いんですけれど、あまりにも内容が無くってちょっとなぁという感じでした。

ちなみに、マルスリッキーに関しては結構有名な声優さんを起用していますね。
良かったです。


そんな感じで4D王、ちょっと行き辛い場所かも知れませんが、近くへ行った際には一見の価値アリです。
また、3D写真を撮ってマルス聖マルチーズ女学園のキャラクターと合成してアナグリフで印刷してもらえるコーナーも併設されています。

4D王、この台場 VenusFort での稼動は5月中旬までだそうです!


ところで、公式サイトのこのコメントはちょっと引っかかりますねぇ。

鳴物入りで登場した3D映画が低迷し、2D映画への回帰の動きすら見られる昨今、4D王でのショートムービーは、その映像が3Dでなければならない必然性を感じさせるものです。つまり、これは、「3D映画に対するアンチテーゼ」であり、人々に、「様々な想像を実現する新たな表現方法の登場」を明確に提示する挑戦でもあります!

何をもって3D映画が低迷していると言っているのでしょうか。
3D邦画というのならばわかりますが、少なくとも今年日本で公開されるラインナップを見ても“3D映画”が“低迷”しているとは私は思えません。
それに、3Dである事の必然性は演出の問題であって、360度かどうかの問題では無いような気もします。
ともあれ、4D王は面白いと思いますし、頑張って欲しいと思います。

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