2D公開当時に映画館で観たと思うのですが、かなり久しぶりのジャンパーでした。
3Dについては、一言で言ってしまうと、テレビの自動変換よりは全然マシだけど、劇場公開作品に比べると全然ダメ。
そんな感じです。

この作品は、20世紀FOXのBD向け2D-3D変換タイトルの第2弾で、第1弾のアイロボットと違いクレジットはありませんでしたが、おそらくこちらもビデオテック社による変換と思われます。
で、変換のクオリティーもほぼ同等です。
3Dの印象は、まず全体的に薄いです。
奥行きは浅めで、人の立体感もあまりありません。
ギャップが出ないように調整した結果なのかなという感じ。
雑踏のシーンは、手前2レイヤーくらいの人はちゃんとしているものの、奥の方は自動で誤魔化したのかな?という感じ。
しかし、アイロボット同様、ロトスコープはかなりの物量がやってあるので、テレビの自動変換なんかよりは全然良いです。
それから、背景と人物にかなり距離がありなおかつ背景に物が少ないシーンや、ビル群の空撮のシーンなど、ちょっと良いかなと思えるシーンもありました。ちょっとね。
破片が飛び散るシーンでは、結構な量の破片がちゃんと浮いていたりもしました。
とはいえ、劇場公開作品と比べると、ウルヴァリンやタイタンの戦いにもだいぶ劣るかなという所。
あと一つ気になったのは、時々妙に輪郭周りが綺麗なシーンがあった事。
基本的には人物の輪郭は背景に吸い込まれ気味だったり、逆に背景を引っ張っちゃっていました。
2D-3D変換の際に発生したギャップがそのままという事ですね。
ですが、時々そのギャップの処理が綺麗というか元々存在していないようなシーンがあったんですね。背景に物が多いシーンで。
背景と人物がはっきり分離していたり、人物の前の金網がはっきり分離していたり、手前の木の葉が綺麗に前にあったり。
全体のクオリティー感からして、ギャップの穴埋め処理をしているとは考えにくいので、おそらくですが、VFXで背景を合成したシーンに関しては、コンポジット作業時のデータが存在したのではないかなと思います。
ゴチャゴチャした背景なのにギャップが無いシーンを探して、こんなシーンもVFXなのか~という楽しみ方もできるかも知れません(笑)
という感じでした。
自動変換よりは良いとは言え、定価だとちょっと高いかなぁという感じ。
でも今のアマゾン価格だったら、作品が好きな人にはアリかも?
コメント
コメント一覧 (5)
劇場公開作品の中で低クオリティーのものよりも下、テレビの自動変換よりは良いよねという程度です。
ですが、定価だと2DBDと同じですし、アマゾンなら安いので、選択肢としてはアリかも知れないなと。
あと、タイタニックや最近発売されたオズの魔法使いとかも。
同じ旧作の変換でも、劇場公開の有無で予算規模が違うんじゃないかなと思います。
規模が違うんですねぇ・・・とりあえず好きな作品なので買ってみようかと思います
面白いですよね。2Dで観てたので2回目でしたが、面白かったです。