メタリカ・スルー・ザ・ネヴァーの3Dレビューです。
ファン以外にはオススメできません(爆)
ネタバレ含みます。

 
まず3Dについてですが、良く撮れていると思います。
IMAX(=大きなスクリーン)で見ても目立った縦ズレは無く、ちゃんとしているなと思いました。
光が左右で違って見えるシーンはちょいちょいありましたが、まぁ仕方無いでしょう。
時々、立体感が極端に薄いか2Dと思われるシーンもありましたが、概ね程良い立体感でした。

さて、内容について。
Movie Walkerには以下のようなあらすじが掛かれています。

 極限の興奮状態にあるメタリカのライヴ会場。
観客の怒号が轟く中、ツアーのローディーであるトリップ(デイン・デハーン)は、重要なカバンをライヴ終了までに取ってくるよう依頼される。
ライヴが始まる中、地図を片手に車で場外へ繰り出すトリップ。一見簡単そうに見えた用事だったが、制御不能の車に衝突されたことがきっかけで、それは非現実的な冒険へと一転する……。
負傷し意識が朦朧としながら潰れた車から這い出したトリップは、暴徒と機動隊の衝突を目にする。
さらには悪意に満ちたマスクを被った騎士が現れ、彼らを無差別に死に至らしめ、やがてトリップにも殺意の目を向けてくる。
世界の終わりを彷彿させる荒涼とした街並みを逃亡しながら、トリップは彼自身の身とバンドの大事な荷物を守らなくてはならなくなった……。

以下ネタバレです。
結論から言うと、カバンの中身が何だったのかは明かされませんし、 主人公が迷い込んだ世界?が何だったのかもわかりません。
最後、主人公がカバンを持ってライブ会場に戻り、ついに物語の謎とカバンの中身が明かされるのかと思いきや、さっきまでライブが行われていたはずの会場は無人。 
序盤に主人公が何かの薬を飲む描写があったので、薬物でおかしくなっていたのでしょうか。

何にせよ謎だらけでオチも意味不明なので、ストーリーは無いものと思った方が良いです。
というか、音楽PVレベル。
そもそも、上記映画サイトなどのあらすじを見るとストーリーが中心のように見えますが、内容のほとんどはライブ風の演奏風景です。
ただ、メタリカメンバーをちょっとした超人のように描く導入部分はちょっと面白かったです。

ちなみに、私はメタリカは名前くらいしか知りませんでした。
演奏技術は凄いしカッコイイなとは思いましたが…。
ファンにしかオススメできません(^^; 
この映画のウリは、IMAXでライブの3D映像が観れるのと、IMAXの音響システムでメタリカが聴ける事なんだろうと思います。