怪盗グルーのミニオン危機一発の3Dレビューです。
正式公開は21日ですが、14日から16日まで先行上映されていました。

 
立体感については、かなり良かったです。
マルチリグ的な事をしていると思われ、キャラクターの立体感も十分で、3Dを強調した演出も所々あり楽しかったです。
製作のイルミネーション・エンターテインメントはディズニーとは違って、3D演出の為に意図的にCGを歪ませる事が多いなと思いました。
空間的な整合性よりも3Dの面白さを重視したシーンがちらほら。
それはそれで良いと思います。
それから、スタッフロール中も3Dを楽しませる演出があり面白かったです。
ただ、かなり強めだったので、それなりに目にきました(^^;
破綻しているわけではないので、そんなに悪質な目の痛みは無いとは思いますが。


内容について。
全体的には悪くは無いと思うんですが、個人的にはちょっとなんだかなぁという感じ。
結果的には良かったけれど、そもそもあの人のやろうとした事は結構悪質なんじゃないかと。
それから、ミニオン関係のギャグはすごく楽しいんですが、時々結構暴力的でもありますね。

あと1つすごく気になったのが、子供を寝かし付ける時の「大人にならんときや」というセリフ。
原語では違う意味なのかも知れませんが、すごい違和感を感じました。
子供に対して大人になるなって、子供を何だと思っているのでしょう。
子犬を飼ってたら大きくなっちゃったから捨てるみたいな、そういう人なんでしょうか。
考え過ぎとは思いますが、なんだかそういう気持ち悪さ、恐ろしさのようなものを感じてしまいました。
ロラックスおじさんもそうでしたが、どうもイルミネーション・エンターテインメントの脚本は好きじゃありません。

それから吹き替えは、 笑福亭鶴瓶はあまり合ってるとは思えませんが前作と同じなので仕方無いですね。
中島美嘉は悪くないと感じたシーンもありましたが、結構酷かったです。
芦田愛菜さんは上手かったです。