華麗なるギャツビー」の3Dレビューです。
今までギャッツビーだと思っていたんですが、ギャツビーだったんですね(^^;
3D撮影がメインの作品で、良く撮れていたと思います。



この映画は、主に3D撮影と思われますが、2D-3D変換と思われるカットもありました。
スタッフクレジットによると、ヴィジュアルエフェクト&3Dコンバージョンとしてプライムフォーカスの名前がありました。

3D撮影に関しては、良く撮れていたと思います。
REDと3ALITYによる3D撮影のようです。
一部かなり奥が深いシーンもありましたが、目立ったズレも破綻も無く、良い立体感でした。

2D-3D変換のシーンとしては、大昔の映像はそれは当然変換ですし、良くできてはいましたが、煙などどうしようもなかったのだろうなという部分もありました。
現代のシーンに関しては、明らかに変換とわかるようなシーンはありませんでした。
VFXで背景を合成したと思われるシーンで変換のように感じたシーンが多かったですが、確証はありません。
変換シーンは、おそらくですが全体の3割程度ではないでしょうか。

3Dの内容については、群衆の立体感や木々の立体感など良い感じでしたが、逆に、この映画の3Dと言えばこのシーンというようなものは無かったかなという印象です。
良くできているとは思います。


内容について。
軽くネタバレかも知れないのでご注意ください。

私は原作や旧作は観ていないのですが、面白かったと思います。
ただ、「すごく面白かった」というのではなく、「まぁ面白かったな」という感じ。
前半は凄く華麗な感じですが、後半はひやひやして最後はしんみり。

1920年代なのにクラブミュージックのようなものが流れるのが面白かったです。
実際にそこで流れているのはパイプオルガンやオーケストラの演奏だけだけど、映画の演出として現代の音色が加わっているという感じ。
もうそこでクラブミュージックが流れちゃってるみたいになってましたけどね(^^;
あと、そういうのを含めて全体的に音楽は良かったと思うのですが、サラウンドが今一つだったかなという印象。
映像からして、もっと面白い立体音響にできたのではないだろうか。

それから、トビー・マグワイアが凄くトビー・マグワイアでしたw
彼の為の役なんじゃないかと思いました。
吹き替えも全員プロで、良く合っていて上手かったです。


そんな感じの映画でした。
久し振りにアクション要素のない3D映画を観た気がします。