観てきました。
3Dについては、特に良いという事はありませんが、特別悪いところも無く、という感じです。
内容は、良くあるような展開かも知れませんが、泣けました。

 

この作品は、「コララインとボタンの魔女」のスタッフによる製作だそうです。
コララインも3D映画で、観たいとは思っているのですが、日本ではアナグリフでしか発売されていないので観れずにおります(^^; 


さて、パラノーマンですが、まず感じたのは、ストップモーションアニメなのに動きがとても滑らかだという事。
ストップモーションアニメといえば、少し前に「フランケンウィニー」がありましたが、あれに比べても動きが滑らかというか自然というか。 

3Dについては、全体的に立体感は薄めで、要所要所強くなる…かと思いきや、最後の方はちょっと物足りないカットが多かったような。
しかし、目立ったズレも無く、むしろストップモーションってこんな風にちゃんと3D撮影できるものなのだなと思ってしまいました。
という事で最初にも書いたように、特に良い訳ではないけれど特に悪くも無い、という印象です。 
ただ、EOS 5D MarkIIで撮影を行ったとの事ですが、検索して出てくるページを見てもリグを組んでいるようには見えないんですよね。
どういう事でしょう?


内容についてですが、多少の既視感はありますが、泣けました。
特別な力を持っているが為に周囲から変人扱いされる主人公を中心とした話。 
似ていると思ったタイトルは、ネタバレになるかも知れないので、↓に白文字で書いておきます。

「フランケンウィニー」の主人公の境遇
「モンスターハウス」の敵の正体
「貞子3D」の主人公と貞子の関係
【追記】
ファミコンのMOTHERのギーグの「ウタヲヤメナサイ」
BGMの雰囲気もほんのちょっとMOTHERっぽいかも


でも決して暗い映画では無くって、細かい笑いがあちこちに散りばめられていました。
それがなかなか面白くて、何度もクスクスと笑ってしまいましたw
そして最後には、盛り上がってからのしんみりほっこり。

あと、音楽がちょっと良かったです。
凄く良かったという程では無いかなと思うのですが、音楽も涙を誘う要素の大きな一つです。
とは言っても、音楽らしい音楽は2曲くらいだったかと思いますが。 

しかし残念だったのは、3D字幕版のみの公開だったので字幕で観ましたが言語がわからなくても感じる子役の演技の下手くそさ(^^;
主人公はまだ良かったと思うのですが、もう一人のほうはなかなかに…。

あと観終わって気になったのは、邦題だけのサブタイトル「ブライス・ホローの謎」。
ブライス・ホローというのは舞台の地名ですが、謎というのは何の事だったのでしょう(^^;
作中に、ある物を探す展開はありましたが、その場所が「ブライス・ホローの謎」?
なんだか釈然としません。 


【追記】 
3D撮影方法について情報を頂きました。
ありがとうございますm(_ _)m

【追々記】
ブライス・ホローの魔女伝説=謎 という意味だそうです。