観てきました、フラッシュバックメモリーズ3D。
GOMAさんという、交通事故で高次脳機能障害を患われたディジュリドゥ奏者の方のドキュメンタリー。
私は知らなったのですが、フジロックフェスティバルにも参加されているような方なんですね。
公開劇場が少ない上に上映回数も1日2回と少なく、なおかつ私の観に行った回は舞台挨拶付きだったので、ほとんど満席の大混雑でした(^^;


最初に内容について。
ネタバレと言えばネタバレかも知れないので、ご注意下さい。

私はGOMAさんという方については知らず、正直あまり期待もしていなかったのですが、面白かったです。
ただ、やはり万人受けする映画では無いんじゃないかなとは思います。
ドキュメンタリーとライブ映像を組み合わせたような映像作品でした。

映像の内容は大体

1.ライブ3D映像
2.過去の2D映像
3.過去の2D映像を背景として合成したライブ3D映像
4.GOMAさんが描いた絵を3Dレイヤー化した上に3Dライブ映像
5.3や4の映像の上にテロップ


といった感じのバリエーションだったと思います。
序盤は、テロップは無くライブ映像が中心でした。

演奏は良かったと思います。
演奏技術も高いなと思いました。
思うんですが…
GOMA & The Jungle Rhythm Sectionの音楽というは、ライブハウスとかでノッて楽しむタイプの音楽だと感じました。
音楽ジャンルとか良くわからないんですが、何て言うんでしょう?
そしてメインの楽器であるディジュリドゥというのは、すごく低周波音が強いんですね。
序盤、じっと座って音楽を聴いてだけいるのは、ちょっとキツかったです(^^;
というか、寝ませんでしたが眠くなりました。
むしろスタンディングOKにしたら良かったんじゃないかなと思ってしまいました。

あと内容について一つ思ったのは、事故以前の映像ではGOMAさんは喋って笑ったりしているんですが、事故後の映像のGOMAさんは真面目に演奏をしているだけで、事故後の映像でGOMAさんの感情を表しているのは文字だけなんですよね。
パンフレットには笑っている写真があってホッとしましたが、それがちょっと怖かったです。


で、3Dについて
結論から言うと、結構目にきました。 
全体的に、飛び出し量が多めかなと思いました。
言いたい事がいくつかあるので、順に書いていきます。

テロップについて
テロップの奥方向の深度を演出に使うというのは、確かに新しかったです。
ただ、テロップが埋まるのを避けるという考えは全く無いようでした。
テロップは大体同じような位置に表示され、普段はその位置には人がいないので良いのですが、カメラアングルや3Dの構図によっていつもテロップがある位置にモノが入ってくると、容赦無く埋まる。
特に酷かったのはスタッフクレジットで、埋まりまくり。

左右のズレについて
最初は、目に見えた大きなズレは無いかなと思っていたのですが、時々なぜか大きく縦にズレたカットがありました。
それから、仕方無いとは思うのですが、ステージの映像では光のズレが沢山ありました。

抜きについて
背景を合成しているシーンについて、引きの画の時には綺麗に抜けてるなーと思っていたのですが、アップになればなるほど粗が目立ちました。
バストアップとかになってしまうと、抜け方が左右で違ってしまって破綻していたりもしました。
元気ロケッツのPVでも同じ現象がありましたから、3D撮影を抜いて合成するというのは難しいのかも知れませんね。 

埋没
ライブ映像と背景合成の映像では、時々後ろにいるバンドメンバーが背景に埋まっていました。
監督は3Dが初めてだったのだろうと思いますが、テロップの件とかこれとか、3Dがあんまりちゃんと見えていない節があるなと思いました。 


という感じで、全体的に見てそこまで酷いという程でも無いんですが、ズレや埋まりは気になりますね。
スタッフクレジットは酷いです。
目が疲れた理由はハッキリとはわからないのですが、観終わってからすぐに回復したので、終盤の強立体感×ズレが原因だったのでは無いかなと考えています。  


そんな映画でした。
内容については、観る前のハードルが低かったせいもあるかも知れませんが、私は楽しめました。
GOMA & The Jungle Rhythm Sectionにも少し興味が沸きました。
上映料金は1600円と安いので、興味のある方は観てみてはいかがでしょうか。