デジタルコンテンツエキスポ、通称DCEXPO、今年は木曜金曜と行って参りました。
今回は書く事が多岐に渡るので、3分割して書きます。
ポジティブ、ネガティブ、ポジティブの順になる予定です(爆)
今回は書く事が多岐に渡るので、3分割して書きます。
ポジティブ、ネガティブ、ポジティブの順になる予定です(爆)
まずはその1として展示について。
昨年同様、1階の展示会場には3Dに関する展示がいくつかありました。
しかし、各テレビ局が3Dコンテンツを展示したりしていた去年と違い、
今年は3D関係の展示は少なかったです。
3D映像関係の展示をしていたのは、4ブースくらいでしょうか。
実はあまり時間が無くてゆっくり見られなかったのですが、とても興味深いブースが1つあったので紹介したいと思います。
どこのブースかと言うと、NHKメディアテクノロジーです。
NHKと言えば、3Dに関してはやる気が無いというイメージですが、
NHK-MTは違います。
以前から3D撮影のステレオベースやコンバージェンスポイント等についても深く研究している、
ステレオ3D業界の老舗にして、日本でどこよりも3Dについて詳しいんじゃないかと言うくらいの組織です。
さてそんなNHK-MTが、とても素敵な技術を展示していました。
その名も「Advanced Stereo 3D」
ステレオ3Dを前進させる、という意味でしょうか。
まさにそんな感じでした。
どんな技術かというと、ざっくり言うと、
既存のテレビでは今まで通りに2Dが見れて、対応した3Dテレビだと3Dで見れる、放送技術
といった感じです。
現在BSではサイドバイサイドの3D放送が行われていますが、
当然2Dのテレビで見てもサイドバイサイドです。
縦長の映像が二つ並んでしまい、楽しめるようなものではありませんね。
それを解消するのがこの技術。
具体的にどういう事かというと…
現在、デジタル放送のHD放送はMPEG2圧縮の20Mbpsで送出
↓
それを13Mbpsまで下げ、Lchを送出
↓
残りの7Mbpsで、H.264圧縮のRchを送出
という事だそうです。
Lchは従来規格のビットレートを下げただけなので従来の機器でも受信可能。
(訂正:従来規格と互換性のある、MPEG2-ADという新規格だそうです。)
そして、対応機器ならばRchも受信する事ができて、3D表示が可能。
H.264はMPEG2よりも圧縮効率が良いので低いビットレートで済み、
解像度は左右それぞれHDなので、サイドバイサイドより綺麗。
圧縮コーデックが違うと色味が違ってしまいそうなもんですが、あまりゆっくり見られなかったのですが、少なくとも不快になるほどの色ズレはありませんでした。
ただし!
ここまで読んでいただいたらおわかりいただけていると思いますが、
現存の3Dテレビやレコーダーでは3D受信できません。
対応したチューナーかレコーダーを買わなければなりません。
でも、この技術で3D放送が増えるのならば、
チューナーくらい安いもん…安いといいなぁ(^^;
まぁチューナーで対応可能だそうです。
さて、気になる実用化の時期ですが、来年3月にはARIBの認証を受けて導入可能になる予定との事。
それまでは放送への導入はできませんが、認証されればできるという事です。
実現するかはまだわかりませんが、結構現実的な雰囲気です!
今の所全く3D放送をしていないNHKも、
ついに重い腰を上げる事になるのでしょうか!?
そんな話をした後でアレですが、
みんな大好きdoremo3Dについても一応触れます(笑)
(doremo3Dが初耳の方は、こちらをご覧ください。)
ブースは、A4用紙に1枚づつ文字を印刷したような手作り感溢れる装飾が施され、2種類の大きさの凹面鏡が展示されていました。
凹面鏡としては面白いのかなーと思っていましたが、サイズが大きくなると細かい歪みが気になりますね。
Mサイズ4000円で売っていましたが、この品質でこの値段は凹面鏡としてもどうなんだ?と思いました。
そういうものですか?
てか、DCEXPOって物販OKなの!?
だったらコンテンツホルダーとかが出展して、3D上映即売とかやったら良いんじゃないの?
ちなみに、3D & バーチャルリアリティー展に出展していた時は
「3Dに見えますか!?」と聞かれましたが、
今回は、「面白いでしょ!?」と聞かれたらしいです。
私は話しかけられる前に逃げましたけれども(爆)
もしかしたらですが、
3Dとして認識してもらう事は諦めたのかも知れませんね。
そのうち「doremo面白い」に名称変更したりするのでしょうか。
【訂正】
人によっては「3Dに見えますか!?」と聞かれたようです。
また、鏡は3種類の大きさが展示されていたそうです。
さて、そんな感じで、3D展示ブースは大幅に減ってしまいましたが、
NHK-MTのAdvanced Stereo 3Dのおかげで、
これからの3Dに少し希望を持つ事ができました。
しかもNHK-MTの人のスタッフジャンパー、
背中にはデカデカと「MT3D」の文字が書いてありました。
もうかっこ良すぎです。
頑張れ!NHK-MT!
その2はこちら
昨年同様、1階の展示会場には3Dに関する展示がいくつかありました。
しかし、各テレビ局が3Dコンテンツを展示したりしていた去年と違い、
今年は3D関係の展示は少なかったです。
3D映像関係の展示をしていたのは、4ブースくらいでしょうか。
実はあまり時間が無くてゆっくり見られなかったのですが、とても興味深いブースが1つあったので紹介したいと思います。
どこのブースかと言うと、NHKメディアテクノロジーです。
NHKと言えば、3Dに関してはやる気が無いというイメージですが、
NHK-MTは違います。
以前から3D撮影のステレオベースやコンバージェンスポイント等についても深く研究している、
ステレオ3D業界の老舗にして、日本でどこよりも3Dについて詳しいんじゃないかと言うくらいの組織です。
さてそんなNHK-MTが、とても素敵な技術を展示していました。
その名も「Advanced Stereo 3D」
ステレオ3Dを前進させる、という意味でしょうか。
まさにそんな感じでした。
どんな技術かというと、ざっくり言うと、
既存のテレビでは今まで通りに2Dが見れて、対応した3Dテレビだと3Dで見れる、放送技術
といった感じです。
現在BSではサイドバイサイドの3D放送が行われていますが、
当然2Dのテレビで見てもサイドバイサイドです。
縦長の映像が二つ並んでしまい、楽しめるようなものではありませんね。
それを解消するのがこの技術。
具体的にどういう事かというと…
現在、デジタル放送のHD放送はMPEG2圧縮の20Mbpsで送出
↓
それを13Mbpsまで下げ、Lchを送出
↓
残りの7Mbpsで、H.264圧縮のRchを送出
という事だそうです。
Lchは
(訂正:従来規格と互換性のある、MPEG2-ADという新規格だそうです。)
そして、対応機器ならばRchも受信する事ができて、3D表示が可能。
H.264はMPEG2よりも圧縮効率が良いので低いビットレートで済み、
解像度は左右それぞれHDなので、サイドバイサイドより綺麗。
圧縮コーデックが違うと色味が違ってしまいそうなもんですが、あまりゆっくり見られなかったのですが、少なくとも不快になるほどの色ズレはありませんでした。
ただし!
ここまで読んでいただいたらおわかりいただけていると思いますが、
現存の3Dテレビやレコーダーでは3D受信できません。
対応したチューナーかレコーダーを買わなければなりません。
でも、この技術で3D放送が増えるのならば、
チューナーくらい安いもん…安いといいなぁ(^^;
まぁチューナーで対応可能だそうです。
さて、気になる実用化の時期ですが、来年3月にはARIBの認証を受けて導入可能になる予定との事。
それまでは放送への導入はできませんが、認証されればできるという事です。
実現するかはまだわかりませんが、結構現実的な雰囲気です!
今の所全く3D放送をしていないNHKも、
ついに重い腰を上げる事になるのでしょうか!?
そんな話をした後でアレですが、
みんな大好きdoremo3Dについても一応触れます(笑)
(doremo3Dが初耳の方は、こちらをご覧ください。)
ブースは、A4用紙に1枚づつ文字を印刷したような手作り感溢れる装飾が施され、2種類の大きさの凹面鏡が展示されていました。
凹面鏡としては面白いのかなーと思っていましたが、サイズが大きくなると細かい歪みが気になりますね。
Mサイズ4000円で売っていましたが、この品質でこの値段は凹面鏡としてもどうなんだ?と思いました。
そういうものですか?
てか、DCEXPOって物販OKなの!?
だったらコンテンツホルダーとかが出展して、3D上映即売とかやったら良いんじゃないの?
ちなみに、3D & バーチャルリアリティー展に出展していた時は
「3Dに見えますか!?」と聞かれましたが、
今回は、「面白いでしょ!?」と聞かれたらしいです。
私は話しかけられる前に逃げましたけれども(爆)
もしかしたらですが、
3Dとして認識してもらう事は諦めたのかも知れませんね。
そのうち「doremo面白い」に名称変更したりするのでしょうか。
【訂正】
人によっては「3Dに見えますか!?」と聞かれたようです。
また、鏡は3種類の大きさが展示されていたそうです。
さて、そんな感じで、3D展示ブースは大幅に減ってしまいましたが、
NHK-MTのAdvanced Stereo 3Dのおかげで、
これからの3Dに少し希望を持つ事ができました。
しかもNHK-MTの人のスタッフジャンパー、
背中にはデカデカと「MT3D」の文字が書いてありました。
もうかっこ良すぎです。
頑張れ!NHK-MT!
その2はこちら
コメント
コメント一覧 (2)
出品されているんですか?
使用する対象がデジタルコンテンツだから出展できたのでしょうかね。
そんな事を言ったら大体何でも出展できそうですけどね(^^;