「バイオハザードV」の3Dレビューです。
良い3D映画だったと思います。
だけど、前作を超えてはいないかなという印象です。



さてこの映画は、前作IVと同じく監督はポール・W・S・アンダーソンで、全編3D撮影だと思います。
というのも、見逃しただけかも知れませんが、スタッフロールにaddisional 3d conversion等の表記は見当たらなかったので。 

さてその3Dですが、良かったと思います。
所々3Dを意識した演出もあり、「アメイジング・スパイダーマン」と比較すれば、こちらの方が3D的な面白さは上なのでは無いかと思います。
ごく稀に左右の映像にズレのあるカットがありましたが、本当にごく稀でしたし、尺も短かったので、目くじらを立てる程のものではないでしょう。

ただ…
同じポール・W・S・アンダーソン監督の「バイオハザードIV」や「三銃士」と比較すると、正直、

あれ?こんなもの?という印象です。
劣化しているという程では無いと思うのですが、少なくとも超えてはいないと思います。

「バイオハザードIV」であったような立体感のおかしいカットは無かったと思いますし、同じくCGの色がズレているようなカットも無かったと思います。
技術に関しては着実に進歩しているのでしょう。
ですが、3D的な演出については、今までとやっている事が変わらないというか、むしろ減ってしまったように感じました。
相変わらず斧が飛んでくるシーンはありましたが、水しぶきの中でのスローの戦闘シーンはありませんでしたし、「三銃士」のようなスローで派手に破片の飛び散るシーンもありませんでした。 
あまり同じことを繰り返されても困りますが、それに代わるようなものが欲しかった。


戦闘シーンで、立体感が良いなと思ったシーンもありましたし、冒頭の逆再生スローの演出も悪くは無かったんです。
ただ全体を通して見ると、
ポール・W・S・アンダーソン監督ならもっと面白い3D表現が出来たんじゃないの!?
と思ってしまいました(^^:
少々期待をし過ぎたのかも知れませんが。
(もしかしたら予算の都合もあるのかも…)

ちなみに内容ですが…
まぁ元々あまり内容の無いシリーズではありますが、今回はそれに加えてご都合主義も目立ちます(笑)
「中島美嘉を出したい」→だからこうした
「ミシェル・ロドリゲスも出したい」→だからこうなった
といった風にどうしても見えてしまいます。
そういうのが沢山あります。
そして極め付けが最後のアレ。
どうなるのかは観てのお楽しみという事で(笑) 
恐らく誰もがツッコミます。 

そんな訳で、3Dは良いと思います。
内容はいつものバイオです!


ちなみに、「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」は今月WOWOWで3D版をやります
気になる方は要チェックです。 


余談ですが、冒頭の逆再生スローは、これを彷彿させました。
 
バイオVの冒頭のシーンもこのくらいダイナミックなカメラワークをやってくれてれば、もっと3D映えしたんじゃないかと思うんですけどねぇ。 


【追記】
これも余談なのですが、今作のBGMは好きです。
冒頭でかかるメインテーマからして、
「あ、今回は今までとは違う厳しい戦いになるのかな」
と感じさせてくれます。
処刑マジニの再登場シーンではIVのBGMのアレンジがかかるのですが、それもカッコ良かったです。